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花卉の経営

 

教授 佐藤 尭

 

1.花とは
1)花の役割
○季節感を感じさせ、心身の生舌リズムを整える。
○花の美しさは、色と形だけではなく命を持っていることが重要な要素である。
○草木の緑や花が人の心を和らげ、心身の疲労を回復させる働きがある。
○生活のなかに豊かさを追求しはじめるようになって、言い換えれば生活の安定を確保するために生じる心身のリスクを和らげる働きがあるため、花を様々な形で必要とする様になってきている。

 

2)食料用作物との違い
○生存に直接の影響がないので、都市の発達や経済の発展と花卉園芸の発達は関連がある。
○食料用の作物の部分利用と異なり、鑑賞部分は全体(花、葉、茎、鉢物の場合は鉢の形など)なので、高い栽培技術が必要である。
○鑑賞期間が特に切り花等では、短いので、輪送体制の整備されていないところでは立地条件が制限される。
○季咲きでは価値が高くないのと、品質のよいものを作るために施設内栽培が増えている。

 

3)花と人との付き合い
○大昔の花と人との付き合いは、遺跡、遺物のなかから想像する。文字が発明されてからは文書により知ることができる。
○花をみて美しい、綺麗だという感情は大昔からあったらしい。また人の感情を花になぞらえて表現することは日本では万葉集、西洋では花言葉の発達、また世界中で冠婚葬祭に花を使用する習慣があることで推測できる。

 

4)花の楽しみ方
○グリーンインテリア
○居住環境の美化、快適化 庭、公園、花壇
○園芸活動による 精神障害や社会復帰の園芸治療
努力に見合う報酬 心身の健康の維持と増進 創造と工夫

 

5)花の消費
○家庭では生け花、仏花、贈答用、室内装飾、趣味栽培、庭作りの材料
○学習用としては生け花、フラワー・デザインの教材や展覧会用
○商業的には式花、室内やショーケースの装飾、催事場やステージの裟飾、CM用
○慶弔利用 祝儀花、結婚式花、葬式花、
○教育用 教材、実習用
○第2次生産者用 切り花、鉢物、苗物生産者用
○造園的利用 個人の庭、公共公園、路側帯

 

2.生産者から消費者へ

 

一口に花の生産といっても利用の仕方も様々であり。。花卉園芸の内容は大きく、切り花、鉢物、種子・球根、種苗・庭木に分けることができる。
ここでは切り花、鉢物について生産されたものが、どのような仕組みで消費者の手に渡るかを見てみる。

 

3.花の栽培
1)花の性質

 

 

 

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